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2011-01-20

それを連想される言葉として「三方一両損」がある。これは、有名な大岡政談の一つで、江戸・南町奉行・大岡越前守(忠相)の名裁き「三方一両損の裁き」からくるものだ。話はこうだ。三両入った財布を拾った正直者が、その財布を持ち主に届けた。だが、持ち主は「落としたものは、もうオレのじゃない。おまえのものだ」という。拾った男も頑固者で、「もとよりオレのものじゃねえ。受け取れ」といい返し、それでケンカになった。江戸っ子同士、お互いに譲らないので厄介である。そこで、名奉行・大岡越前守に裁いてもらうことになった。二人の話を聞いた大岡越前は、「じゃあ、この忠相が一両払って四両にする。それを二人で分けて二両ずつ受け取れば、めでたし、めでたしだろう」といった。財布を拾った者は、ネコババすれば三両手に入った。だが、裁きの結果、二両になって一両の損。届けてもらった者は、本来の三両が二両に減って一両の損。そして大岡越前も一両出して損をした。これが「三方一両損の裁き」で、一件落着となる。

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