突拍子もない発想は、なまじ知識があると逆に出てこない。常識が邪魔をするのだ。どうせそんなことは不可能だと、すぐにあきらめてしまう。ガンの特効薬は、医薬品メーカーからは出ないと言われているのもこのためだ。無知だからこそ突っ走ることができた。素人だからこそ新しいマーケットを開拓することができたのだ。「怖いものなし」ほど強いものはない。これはある面、企業家にとって大切なことだと思う。もちろん何の根拠もなく、猪突猛進、やればいいというわけではない。常識的に難しいということでも、あきらめずにとにかくやってみる。他に方法はないか別の道を考えてみることだ。誰も手をつけていない新しい市場を開拓するためには、時には常識破りのことをする必要もあるのだ。努力のかいあって、まがりなりにも、駐車場として土地を提供してくれる地主さんが増え始めると、専門家である不動産屋が驚いていた。自分たちが一生懸命やっても土地を借りてくることさえできないのに、それを駐車場屋が行ったら簡単に貸してくれた。いったいどうすれば、そんなことができるのか、と言うのである。