よく「○○先生は塾が嫌いなのですか?」などと直球で聞かれることがある。正直そう思っていた時期がある。最初の学校に勤務していたころのことだ。「受験に体力の消耗はマイナス。まず、掃除をさせばれ、次に体育の授業をさぼれ。直前になれば学校に行くな。とにかく学校の教師の言うことは聞くな」そう教えていた塾があった。クラスの子どもがこの塾に多く通っていると、実にやりにくい学級になった。その経験から塾に対する印象は悪かったのだ。もちろんそんな塾ばかりではない。子どものことを考え、単なる学力向上だけではない、まさしく人間教育を行う塾もある。それに対して逆に、親が塾を経営しているからと子どもに意地悪をする学校教師もいる。結局、塾がいいか悪いかではないのだ。いい塾か悪い塾かというだけのことなのだ。ただ、どうしても塾の学習は夜遅くにずれこむことがある。そういう点では、塾にハンディはある。私は塾でも生活指導をお願いしますということを塾関係者に言う。以前は警戒されたが、今では同意される方も多い。中には、もともと早寝早起き朝ごはんで実績をあげている塾や予備校の存在もわかってきた。重要なのは、どう学習するかということなのだ。私の家庭でもけっこう塾は活用した。