患者さんに本当に合った入れ歯をつくりたい

2010-12-20

患者さんに本当に合った入れ歯をつくりたい……。この気持ちが先生を駆り立て、理想の入れ歯を追求させた。「人間は一人ひとり顔や顎(アゴ)の大きさ、形、噛み合わせ、噛み合わせの高さなどが違います。しかも、舌や唇、口のまわりの筋肉は絶えず動いています。そういうものが当たっても動かず、ピッタリ顎(アゴ)に密着して何でも噛める入れ歯をつくるのは難しいことです。そのためには、首から上の計測と精密な設計など、相当の熟練と技術を要します」苦労を重ね、先生はそうした入れ歯、つまりMTコネクターを完成させた。愚問かとも思ったが、「いい入れ歯の条件」を聞いてみた。「分かりやすく言えば、その人の口にピッタリとフィットする入れ歯です。噛んでも痛みや違和感がなく、おせんべいのような硬いものから、スルメやタコのような噛み切りにくいものまで何でも噛める入れ歯です。自分の歯のようにおいしくものが食べられ、発音しやすく、自然に見える。これもいい入れ歯の条件になります」