商業的成功を収める

2011-06-16

田山淳朗、永沢陽一、菱沼良樹がその代表選手だ。一方、今日商業的成功を収めるには、どの商品をどれだけ、いつ市場に投入するかを考えなくてはならない。このマーチャンダイジングのために、今度は左脳をフル回転させなければならないのだ。二〇年前だったら小売は、春と秋に一回ずつ商品を店に並べればよかったが、今日商業的成功を収めるには、季節だけでなく、新入学や就職、卒業式に謝恩会、ブライダルに夏ものと盛夏ものを区別したり、晩夏初秋、はたまたまだ寒いクリスマス後に初春ものを投入したり、目まぐるしく商品構成を変化させる日本のアパレルメーカーと伍していかなければならず、年に六回や七回新しい商品を売り場に送り込むのが当たり前となってしまった。その計画にのっとって、どれだけ、どの時期に売れるかを予想して、素材の仕込みをし、売るための広告宣伝や広報活動をすることがマーケティングだ。これで企業の最終利益が予想できるというわけである。現場の細かい作業は担当者にまかせるとして、このシステムを理解してデザインワークをしているデザイナーかどうかによって、成功、不成功の差が生じる。デザイナーはお絵描きさえしていればギャラがもらえる時代は、今は昔となった。