本場もののシールは一種類、手元に置けば贋が見抜ける

2011-11-28

生糸って言うのは何本かの糸を束ねてあるんです。ところが繭の中にはクズ繭ってのがあって、糸をほずり出そうとしてもほずれないのがある。こんがらがっちゃう。ひねくれた繭だよ。確率は百個に五個か六個出てくる。これを利用したのが紬です。もちろん紬と名の付くものは日本全国あちこちにある。紬糸だって細いのから太いのまでいろいろです。そんな中で一番高いのが結城紬になる。まず二十センチ四方くらいの輿綿を作る。繭を煮て、釘で延ばす。それを干す。これで小さい座布団みたいな真綿ができる。ここから糸を適当に引っ張りだして紡ぐわけ。これが結城のやり方です。よく業者がこれは結城だ、こっちは塩沢だ、とか言うよね。結城、塩沢、伊勢崎ってあたりは、織る技術はみんな一締です。ただ織り方は同じでも、糸がちがう。